06 曽我物語~御所の五郎丸陣屋巡りの場~(館下神楽会)

源頼朝が小大名を集め、富士の裾野に於いて巻狩りを行うとの噂を耳にした曽我兄弟は、「時至れり」と母の形見の名刀を携え、富士の狩り場の陣屋に登る。
時に建久4年5月28日夜半。兄の十郎祐成は22歳、弟 五郎時宗は18歳であった。陣屋は折悪く大雨激しく警戒も一段と厳しさを増し、一の木戸、二の木戸は無事に通り越えたが、「三の木戸」は祐経の重臣 宮形八郎重房が警固しており、通れず渋するのである。兄弟はここで思案の末、弥源氏、弥源太と偽名を打って通り越えようとする所に、陣屋周りの奥の小姓「御所の五郎丸」に見処められるも、これら温情に依り御所の五郎丸の供廻りに混じりて無事に「三の木戸」を通り越える。
最後に仮屋陣屋の小大名の幕の紋所を、五郎丸殿に教えられる名場面である。

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