02 曽我物語~河津三郎祐泰最期の場~(栗原神楽)

伊豆の国の伊東荘に伊東祐親、河津荘に祐泰という親子の武士がおりました。祐親の甥である工藤祐経は、上洛していた時に祐親に領地を奪われ、大きな恨みを持っていた。
その恨みを晴らすべく手下の大見小籐太・八幡三郎に河津親子を討つように命じ、伊豆の巻狩りの帰りを襲う計画を立てました。祐泰が赤沢山を通りかかった時、大見・八幡の奇襲を受け、切り合いになりますが、敵の放った遠矢が祐泰に刺さりました。後ろから進んでいた祐親と弟 祐清がすぐ駆けつけますが、祐泰は急所を射られ、瀕死の状態でした。抱き起こした祐親の「仇は誰か」との問いに祐泰は「祐経の手下の遠矢にいられた。敵は祐経である」、「父上より先立つこと無念なり。妻子の養育を頼む」と息絶えます。
祐親は「どうせ当たる矢なら、年老いた自分に当たれば良かったものを」と嘆きますが、「この仇を討たずにはおかない」と決意します。祐親は弟 祐清に兄の亡骸を懇ろに弔うように命じ、祐清が兄 祐泰の亡骸を背負って弔いに向かうという場面です。

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